徘徊おじさん
特に意味なし。
情報誌『ぴあ』が、先週で休刊になったそうだ。
東京での大学生生活の中で、『ぴあ』には随分と世話になった。
あの頃は、劇場で年間に100本ほどの映画を観ていたので、非常に役に立った。
私が大学に入った年に開催された第1回東京国際映画祭など、『ぴあ』がなかったらスルーしていたかもしれない。
また、いかにもイケてない若者っぽいが、「はみだし」も愛読していた。
一人暮らしの無聊を慰めてもらったものだ。
とは言え、「『ぴあ』休刊!」と言われても、「今頃になって?」というのが偽らざる感想だ。
と言うのも、すでに私は15年ほど前から『ぴあ』を購入していないからだ。
その少し前に『ぴあ』は誌面のリニューアルをしているが、それがいささかしっくり来なかった。
それまでの『ぴあ』は、情報にあまり優劣をつけず、ピンからキリまで無機的なまでに情報を羅列していた。
そこが魅力と言えたのだが、そのリニューアルの際に、些細だが大きな変化があった。
ピンク映画情報を載せなくなったのだ。
実際にピンク映画情報を見て劇場に足を運んだことなど、私には2回ほどしかないので(0回と違うんかいw)、それが載らなくなっても実害は無い。
それでも、その情報があるということが、『ぴあ』の情報の扱い方の一つの方針と言うか、姿勢を示していたように思う。
それが無くなるということは、私にすれば、変節と言っていいものだった。
ま、大袈裟ですな、こんな物言いは。
いずれにせよ、誌面に違和感を感じるようになり、購入をやめてしまった(理由はそれだけではないけれど)。
だから、いま休刊と言われてもピンと来ないし驚かない。
それよりも、別のことで、いま少し驚いている。
この文章を書くにあたって、私が京都に住んでいた頃に、最初に手に取った情報誌『Lマガジン』のことを思い出し、検索してみたのだが、1990年頃には休刊になったと思い込んでいた『エルマガ』が、実は2008年12月まで存続していたらしいのだ。
どうやら1988年に休刊になった『ぷがじゃ』こと『プレイガイドジャーナル』と混同していたようだ。
『関西版ぴあ』に押されて姿を消したと思い込んでいたが、意外と長生きだったのね。
長生きったって、これで『ぴあ』ともども死んだわけだが。


Comments
ピンク映画とは違いますが、前は宅配AVのチラシがよく郵送されてきていました。最初はA3サイズ4色/4色刷りだったのが、だんだん4色/2色になり、4色/1色になり、2色/1色になり、最後はA4サイズ1色/1色になり…そしていつの間にか送られてこなくなりました。これほどあからさまな凋落物語は、涙なくしては語れません(笑)。
Posted by: router | August 06, 2011 at 05:45 PM