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October 26, 2008

ルネざ~んす

ミーのおフランスの友人の男爵ざんす。

Mon
さて、市役所前のバス停でバスを降りる。
なぜ市役所前かというと、市役所の敷地内にかつての水沢城の黒門が残っているというので、見たかったから。
お城趣味はないのだけれど、本編サイトの「狛犬探偵団」の話の流れで見ておきたかった。

もうちょっとなんとかならんのか、って感じ。

保存するならするで、もう少しうまく活用できないもんだろうか。

Man_1
市役所の向いに後藤新平記念館がある。
台湾の狛犬のコーナーを作っている者としては、台湾総督府の民政長官だった後藤新平に興味があるが、月曜日で休館のため見学は出来ない。
この辺がつらいところだ。

Man_2
市役所周辺はかつての水沢城内。
武家町だったようで、その痕跡が今も残っている。
大邸宅とまではいかないが、いかにもという感じの屋敷がいくつもあるし、建て替わっている場所も家の構えに風格がある。
感じの良い街並みではある。

そういうところ街並みを抜けて日高神社という神社に行く。
事前に見たあるサイトの写真になかなかの狛犬が写っていたので、そのチェックのためだ。

Hidaka
その狛犬は意外に新しく、昭和四年のものだったが、あまり見たことのないタイプで、好ましい。
ちなみに、もう1対ある狛犬は、岡崎現代型。
好ましくないなぁ(苦笑)

その後、第一の目的地である駒形神社に行ったのだが、その話は本編サイトの方で。

ちなみに、今回捜し求めていた狛犬は、日高神社の好ましい方の狛犬とタイプが同じ。
逆に言うと、日高神社のものは駒形神社のものを模したのか、もしくはこのタイプがこの地方で流行った狛犬なのかもしれない。

さて、事前に足を運ぶことを予定していた場所は、これで全て廻った。
時間はまだ14:00

他の神社を探して歩いてもいいが、とりあえずはほど近い水沢駅前に行き、駅前の商店街で本屋を探すことにする。
地元で出版されている郷土史関係の本がないか探してみるためだ。

Man_3
駅前の商店街は、閉まっている店も多いが、それは夜営業する居酒屋だったりして、シャッター通りと言うほど陰惨な感じはない。
活気があるとは言い難いが、平日の昼間で、県庁所在地でもない小都市とすれば、人の姿は見える方かもしれない。
まあ、例のエスカレーターを止めているホテルがあったりはするのだけれど。

そんなことより。

ない。
本屋がないぞ!

現在の町の中心はここではないのかもしれないが、それにしたって本屋が一軒もないってどういうこと?

私の持論は、「まともな本屋とレコード屋のない街には文化はない」である。
その持論に従えば、水沢には文化はないということになる。

もちろん、私は街のほんの一部分しか見ていないわけだが、しかし、このくらいの規模がある街で、駅前商店街に本屋が1軒もないってのはなぁ。
しかも、商店街の一角にあるスーパーにも、本屋、レコード屋、共にない。

大丈夫なのか、水沢?

何人か帰宅途中らしい女子中高生は見かけたが(そういえば男子学生は見なかったな)、若いもんはどこに集まって遊んでるんだろうか?

街そのものは雰囲気の良いところだったし、行くところに行けば、あるものはあるのだろうが、なんだか少し心配になる。

余計なお世話だが。

なんにせよ、本屋がなくてはお話にならない。
予定よりかなり早いが、もう水沢江刺駅に向かうことにする。

水沢駅前に行き、念のためバス停を見に行く。
別にタクシーで向かってもよかったのだが、ちょうど数分後に水沢江刺駅行きのバスが来るという時刻表だったので、バスにする。

15:00頃、水沢江刺駅着。
直近の列車は15:38発のやまびこ60号。

そこで、朝、下車した時に駅のプラットホームから見えた神社に向かう。
というのも、タクシーで黒石寺に向かう車窓から、その神社に狛犬があるのが見えたからだ。

Isose
サイズはずっと小さいが、日高神社・駒形神社にあったものと似たタイプの狛犬がある。
やはりこの辺の流行だったのか。
台座には昭和12年とあるが、それは台座が新たに作られた年ではないだろうか。
狛犬本体はもっと古そうだ。

さて、駅に戻り、職場への土産を買う。
そして、まだ昼食を取っていないので、駅弁を探すが、売っていない。
えー、つまんないの。

構内に立ち食い蕎麦屋はあるが、この日は長袖では暑いくらいの陽気だったので、いまは熱いものは食べたくない。

仕方がないので、新幹線に乗車してから車内販売で弁当を買ことにする。
車内販売のワゴンを呼び止めると、幕の内と牛タン弁当と釜飯があるという。
牛タン弁当にしようかと思ったが、ヒモを引いて温めるタイプだというので、そんな大げさなものはかなわんと、釜飯にする。

どうでもいいけど、弁当に大福を入れるなよ(苦笑)

釜飯食ってデザートに大福ってなんだよ。

帰路も、やはり宇都宮から満席。

いつもなら東京まで行ってしまうのだが、今回はなぜか大宮。
時間は18:00頃で、帰宅ラッシュにはまってしまったので、気まぐれで武蔵野線は回避し、川越線経由で拝島に向かう。
川越線は指扇までは混むが、その先は空くことは別の機会に経験済み。
ということで、指扇まではラッシュだったが、あとは楽勝。

まあ、時間は武蔵野線経由より大幅にかかるのだけれど、元々当初の予定より早く帰ってきているので、問題はなし。

かくして21:00頃には無事帰宅した次第。

ま、3日もかけて書き綴るほどの旅ではないですが(微笑)

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October 24, 2008

ソニン祭

そっちの裸なら大歓迎。

水沢江刺駅の外に出る。

昨日も触れたように、何にもない。
空が広いね(笑)

事前にネットで確認したが、公共交通(この場合はバス)の便があまり良くないようなので、タクシーで黒石寺に向かう。

実は、駒形神社に行くためだけに水沢へ日帰りするのはどうもなぁ、と逡巡している時に、ふと思い出したのだ、この黒石寺を。

Somin
世間的には、JRが≪胸毛ポスター≫の掲示を拒否したことで有名になった蘇民祭の寺として知られているだろうが、狛犬ファンならご承知の通り、ここには江戸時代のものとされる非常に珍しい鋳鉄製の狛犬があるのだ。
そして、一度は実物を見てみたいと考えていたが、そのためだけに水沢まで行くのはどうもなぁ、と以前から思っていたのだ。

おお!
見るべきものが2つあるなら逡巡する理由はない。

というわけで、まずは水沢江刺駅から見て近い方の、そして交通の便が悪い方の、黒石寺にまず向かったというわけだ。

タクシーで15分ほど。運賃は2,500円。うへぇ。

Kokuseki_1
タクシーを降りて、愕然とする。

寺、狭ッ

タクシーを降りたその場所から、本堂である薬師堂も、問題の狛犬も見えている。

ただいま時間は10:10
黒石寺前から水沢の市街地方面に向かうバスのやって来る時刻は11:48

黒石寺前を通るバス路線はその1路線しかなく、1日の本数も3本しかないことは、事前にネットで検索してわかっていた。
ただ、私はもっと境内が広くて、それも山寺で、長い参道を登らなければいけない、という事態を想定していたのだ。
しかし、これでは20分もあれば十二分に狛犬も見られる。

Kokuseki_4
実際には、もう一対狛犬があった(これも結構な代物)ため、その倍の時間を要したが、それでもまだバスが来るまでに1時間ある。

寺の前に無料休憩所というのがあったので、そこに入ってみる。
無料といっても無人ではなく、そばなど(もちろん有料)が食べられるし、物品も販売している店なのだが。

そこで販売していた水沢市と水沢観光協会が発行している水沢の歴史の概説書を購入しつつ、店の人と少し話す。

Kokuseki_2
「いやぁ、バスの便が悪いんですねぇ」
「そうなんですよ。時間があるなら本堂の拝観をなさったらいかがですか?」
「私、あそこの狛犬を見るのが目的でここに来たので、そちらは遠慮しときます」
「狛犬ですか? 変わってますね」

余計なお世話だ(苦笑)

さて、いま購入した概説書を見ると、黒石寺から山を下ってしばらく行ったところ、さっきタクシーで通り過ぎて来たところにある石手堰神社というのが式内社だとある。
持参した地図を見ると、3kmほどだろうか。
山を下って、その神社に行って、山の下にある藤橋というバス停まで戻ってくるのに、40分で行けるかな?
そう判断して、そこへ行ってみることにする。

甘かった。
自分の現在の脚力を過大評価していた。
11:30になってたどり着けたのは、黒石寺前と藤橋の間にある黒石というバス停の前。
ここにバスが来るのは11:51
こりゃあ神社まで行くのは無理だ。

Tousyun_1
バス停から周囲を見渡すと、近くに参道が見える。
藤春院という寺だ。

黒石寺に狛犬があるくらいだから、この寺にもあるんじゃないの、と冗談半分にここで時間をつぶすことにしたのだが、あったよ、狛犬が(微笑)

新しいものではあったが、なぜか現在流行りの岡崎現代型ではなくて、出雲系の丹後狛犬の姿をしている。
台座が新しいだけで狛犬は古いのかと思ったが、狛犬自体が確実に新しい。
もしかすると、元々ここには古い丹後狛犬があって、それを模したのかもしれない。

Tousyun_2
収穫というほどではないが、こういうのは悪い気はしない。

黒石のバス停まで戻り、そこからバスに乗る。

おお、床板が木だよ(嬉)
最近の東京都内のバスでは見かけなくなった網棚もあるし。

都内で見かけないと言えば、車内で傘を売っている。
1本500円。

貸し傘じゃない上にこの値段。

世知辛いのう(苦笑)

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USBタモリ

意味なし。

本編サイトの「狛犬探偵団」のために、ちょっと旅に出た。

目的地は岩手県水沢の駒形神社。

水沢は確か水沢市じゃなかったかと記憶していたのだが、このことがあって確かめたら、平成の大合併で奥州市水沢区になっていた。
知らなんだ。

なかなか仕事の休みが取りづらいのでどうしようかと思っていたのだが、水沢には東北新幹線の水沢江刺駅があるおかげで、なんとか日帰りできそう。
ということで、定休日に日帰りすることにした。
そのように2ヶ月ほど前から計画していたが、天気が悪かったり、休日出勤が入ったりでなかなか実行に移せず、決行したのは10月20日となってしまった。

さて、地元青梅の某駅を始発電車で出発し、武蔵野線経由で大宮へ。
JR大宮駅7:30発のやまびこ43号に乗ろうと考えたのだが、新幹線ホームに出てみて驚く。
なんでこんなに人が並んでんねん?

東京・上野を経て到着したやまびこ43号の自由席は到着時点で5割強の着席率と見えたが、大宮から乗車した客によって満席となり、数人の立ち乗りまで出た。

近年比較的経済状況の良い仙台に行くのか、と思いきや、4分の3の客が次の宇都宮で下車した。
そう言えば、昨年の11月に仙台まで日帰りで行かなければならなくなった時、帰路の新幹線に宇都宮から大量に客が乗ってきたことがあったが、あれもこれも、もしかして通勤客だったのか?
新幹線通勤するほどの何が宇都宮にあるのだろう?

それはともかく、宇都宮を過ぎて閑散とした車内は、仙台に到着すると、さらに寂しくなる。

東北新幹線の仙台より北には初めて。
車窓の風景は郡山辺りから一貫して駅周辺以外は田んぼばかりだが、仙台より北でも事情は同じ。
ま、青梅でも私がいま住んでいる辺りは田んぼが全くない土地なので、刈り取った後の田んぼで籾殻や稲藁を焼いている景色というのは、とても懐かしい。

9:50水沢江刺駅に到着。
プラットホームに降りて見渡すと、降車客はざっと掴みで20人ばかり。

申し訳ないが、その人数でも、「ああ、こんなにたくさん客が降りるんだ」という印象を持った。
自分を含めて5人ぐらいしか降りないんじゃないかと思っていたので。

Eki
だって、水沢江刺駅の周りって、街がないんだもん。
プラットホームから撮った写真がこれだし。
ここまで来る途中の古川や一ノ関は、水沢同様県庁所在地ではないが、車窓から見てもそれなりに街だった。
でもここは地図で見ても街外れで、例えばビジネスホテルがあるといった状況にはない。

しかも、並行して走る東北本線の水沢駅とは全く離れていて、他の鉄道とは一切接続していない。

そんな駅に用事のある客がいるとは到底思えなかったのだ。

大体、駅の構造自体が、多くの乗降客を想定していると思えない。
なにしろ、プラットホームの安全柵と壁面の間の客が居るスペースの巾が、階段のある場所以外は、2mないんだ。
この駅に人が殺到することなどない、という判断をした上で、ホームを小さく造ることで建築費用を削ったというふうにしか見えない。

とりあえず私には日帰りで狛犬を見るという特別な目的があって、その目的にはこの水沢江刺駅の存在は大変にありがたいのだが、実際問題としてはどうなのか。

後刻のことになるが、水沢駅前の商店街にあるホテルでは、2階にあるフロント行きのエスカレーターの前に「エスカレーターは運転していません。階段としてお使い下さい」という張り紙があった。
エスカレーターを動かし続ける、その電気代が負担になっている、ということだろう。

もし新幹線がなかったら、私はどうにか休暇を取って、水沢に1泊する計画を立てただろう。
でも、新幹線のおかげで日帰り出来てしまう。
その分、水沢には金は落ちない。

吉川英治が昭和初年代に書いた「高野往来」という随筆に、高野山にケーブルカーを設置したら参詣客が増えて宿坊が儲かると思っていたら、みんな日帰りするようになって当てが外れたと僧たちが嘆いているという話が出てくる。

同じことの繰り返しだ。

まあ、企業誘致の際の武器にはなるのだろうが。

そんなこんなを思いながら改札に向かって歩いていると、ポスターが目に入る。

「青梅鉄道公園」

なぜ、ここに(苦笑)

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