滝川不倫してる?
「滝川クリ○○ス」ではシモネタ過ぎるし、たぶん既に誰かが考えついていると思うので、こっちにしてみた。
もう1本はこれ。
「ナショナルトレジャー リンカーン暗殺者の日記」
ベン(ニコラス・ケイジ)とパトリック(ジョン・ボイト)のゲイツ親子は、自分たちの先祖=トーマス・ゲイツについて講演をする。
リンカーンが暗殺されたその夜、2人の男がトーマスを訪ね、ある暗号の解読を依頼したが、トーマスは彼らがリンカーンを暗殺したジョン・ブースとその仲間で、暗号が示す財宝を手に入れて南軍を再興しようとしていることに気づき、暗号を燃やしてしまおうとして、殺されてしまう。
トーマスのこの行動がなければ、財宝は南軍のものとなり、南北戦争の結果が変わったかもしれない。
そのように先祖を讃える親子に対し、1人の男が疑問を投げかける。
トーマスこそがリンカーン暗殺の首謀者である証拠がある、と。
その男=ウィルキンソン(エド・ハリス)が手にしていたのは、リンカーン暗殺グループが持っていた暗号の書かれた手帳から破り取られた1ページだった。
この新発見に世間は飛びつき、トーマスは暗殺の首謀者とされてしまう。
そこで、先祖に着せられたこの汚名を晴らすため、ベンはリンカーン暗殺グループが探していた財宝を見つけ出そうとする。
という話である。
ちなみに、ウィルキンソンの狙いは、そうやってベンに財宝を探させて、それを奪取することだった、ということになるわけである。
必要以上に残虐な「エイリアンズVS.プレデター」の後なので、すごくヌルく見える。
まあ、ディズニー映画だしね。
でも、そういう、家族みんなでリラックスして観られる冒険映画だって存在するべきだし、ヌルいことは悪いことじゃない。
悪いのは、中途半端なことだ。
ウィルキンソンは、元傭兵という設定で、ベンが発見した手がかりを奪うために銃撃してきたりするのだが、それってこの映画に必要か?
そういう暴力的な方法ではなくて、虚々実々の騙し合いで、出し抜いたり出し抜かれたりしながら、探し求める財宝に近づいていく、っていうので充分だったんじゃないのかなぁ。
それじゃヌル過ぎる、スリリングさが無い、ということなのかもしれないが、それを言うなら財宝探しのハードルが低すぎるという気がするぞ、そもそも。
財宝の手がかりがある場所がロンドンのバッキンガム宮殿とワシントンのホワイトハウスなのだが、ものすごくあっけなく忍び込んで、あっという間に謎を解いて手がかりを手に入れてしまう。
そこにこそ困難があり、それを乗り切ることにスリリングさが無いといけないはずなのに、そこが甘い。
ウィルキンソンにしたって、途中の手がかりの段階で銃ぶっ放して襲撃したんじゃ、肝心の財宝にたどり着けないじゃないか。
そうかと思うと、ラストの大事な場面では、こんなことが起る。
地下の遺跡に水が流れ込んでいて、一行は追い詰められる。
出口はあるが、誰かが遺跡内部に残ってそこにつながる水門を閉じないと、助からない。
つまり、1人は犠牲者が出る、というわけだ。
ウィルキンソンに脅されてベンがその役になるのだが、突然大きな水流がやってきてベンは水門の開け閉めをする取っ手の所から吹っ飛ばされ、逆にその場所にはウィルキンソンが取り残される。
ウィルキンソンは、「この遺跡の発見者の中に俺の名前も含めてくれ」と言い残し、1人遺跡の中に取り残され、命を落とす。
・・・って、ウィルキンソンは何がしたかったわけ?
なんだかちょっとイイ奴みたいで、すっきりしない。
死んでいくなら最後まで悪い奴を貫いてくれないと、気分が悪いよ。
銃撃してまで手がかりを奪おうとすることと、この死に方の整合性が、私の中ではつかないのである。
結局、全体的に、派手に見せ場を作ろうとして、無意味なことをしているようにしか見えない。
それはそれとして、タイトルが引っ掛かる。
邦題のサブタイトルは、上記の通り「リンカーン暗殺者の日記」なのだが、劇中に出てくるそれは、日記ではなく普通の手帳に見える。
もっとも、ウィキの記述を見ると、ジョン・ブースの日記というもの自体は存在しているようなので、まあいいのかもしれない。
それよりも、原題のサブタイトルとの相違が気にかかる。
原題の方は「Book of secrets」となっている。
つまり「秘密の本」である。
実は映画の中にちゃんと「秘密の本」が登場する。
歴代アメリカ合衆国大統領のみが閲覧することが出来る「秘密の本」というものが存在する、という設定なのである。
その中に、ベンたちが追い求める財宝の手がかりがあり、それを見るために現職大統領を誘拐するという挙に出るのである。
一方は物語のきっかけをなし、一方は物語の最後の決め手となる。
どちらをサブタイトルにしても、遜色は無いとは言える。
配給会社としては、「大統領の秘密の本」では何のことだかわからないので、原題を捨て「リンカーン暗殺者の日記」としたのだろう。
それはそれでひとつの見識であり、工夫だとは思うが。
でも、私は原題の方が好き。
ちなみに、探しているのは、アメリカ先住民の幻の黄金都市シボラの場所である。
それが何というか、マヤ文明のイメージなのである。
文字もマヤ文字みたいだし。
でも、最後にたどり着く場所はあのラシュモア山。
個人的には、少々違和感がある。
あれは北米の文化じゃないじゃないか、と。
まあ、いいけどさ。

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