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September 30, 2006

オイラン・キング

女なんだから、せめてクイーンにしておくれ。

翌25日。

ホテルを8時にチェックアウトし、駅に荷物を置いて出発。
24日は足羽山を中心に福井駅から概ね西方向へ行ったので、今度は北方向へと向かう。

Hukui
福井城跡のすぐ隣に福井神社がある。
寺では、時々異様にモダンな建築になっているものを見かけるが、神社では伝統が重んじられることが多いので、あまりそういうのはない。
しかし、この福井神社はその例外。
鳥居までこんなの。
建築として統一は取れているものの、あまり鳥居には見えんが。

Tisai
街角にレトロ風な建物が。
福井地方裁判所らしい。
割りと好みの建物だが、それよりも、その向うに見える福井新聞のビルの上のネオン塔が昭和30年代なセンスでなお良い。

いくつかの神社をめぐりながら北上すると護国神社にたどり着く。

実は、24日に訪ねた足羽山には招魂社があった。
東京招魂社が靖国神社になったように、全国の招魂社は護国神社になったものと思っていたが、違うのか?
この2社の関係はどうなっているのだ?

ちなみに、足羽山の招魂社には維新期からの戦没者が祀られているが、護国神社の方は大東亜戦争のみが対象のようだ。

Nawate
しばらく歩くうちにトイレに行きたくなったので、公園の公衆トイレに入る。
すっきりして周囲を見ると、公園の隣に、地図には出ていない神社らしきものが。
足を踏み入れてみると、新田義貞の戦死地であった。
そういえば、地名自体が「新田塚」なのであった。
全く意識せずにここにたどり着いてしまった。
これは、国民作家であるあのお方のお導きに違いない。
でも、狛犬はなかったので、喜びも中ぐらいなり。

さらに北上して九頭竜川を越えると、いきなりの田園地帯である。
正月に津市を訪ねた時も、そんな感じだった。
中心市街を抜けるとすぐに周囲が田園というのは、地方の庁所在地の特徴なのか。

Hasi
ちなみに、この写真は九頭竜川に架かる橋。
架け替えるのか、岸に接する両端が撤去され、なぜか一部分だけが残っている。
「端の無い橋」……うーん。

田園の中を歩いていると、妙な田んぼに出会う。
周囲の多くはもう刈り入れが終わっているのだが、その一帯だけまだ稲が残っている。
それはいいのだが、よく見ると雑草が稲の背丈以上に伸びている。
何か実のついた穂が見えるので雑穀類なのかもしれないが、そんなのが大量に稲の間に混じっている。
これはなんだろう?
有機栽培か何かなんだろうか。
高圧送電線の鉄塔の足の部分にある田んぼなので、もしかするとその補償金だけで食えるのでちゃんと稲を育てる気が無いとか?
よくわからん。
Hati

田んぼに囲まれた神社の狛犬の口の中には蜂の巣が。
ジガバチが泥で壷状の巣を作っていることはよくあるが、このタイプは記憶に無いなぁ。

さて、当初の最終目的地であった鷲塚神社に早くもたどり着く。
まだ1時だよ。

狛犬を見ていると、神社の回廊の下で寝ている男性がいるのに気が付いた。

都市の神社では、たまにこういうことがある。
福井市では、24日に訪ねた神社でも1ヶ所、寝ている男がいた。

「この規模の都市でプーが2人かよ、意外に多いな」と思っていたら、男性が起き出して、話しかけてくる。
どうやら、プーではなかったようだ。
ひとしきり話をしたら、自転車で去っていった。

紛らわしいから昼寝は家でしろよ、ジイさん(苦笑)

Tetu
ところで、この鷲塚神社がなぜ最終目的地だったかと言えば、ここから北は坂井市に入ってしまうから。
そして、ここからならえちぜん鉄道で福井の中心市街まで戻れるからだ。

ということで、えちぜん鉄道で福井駅方向へ戻ることにする。

Sokutei
こういう地方の鉄道は、バスみたいなワンマン運転である場合が多いと思うのだが、えちぜん鉄道ではなんと女性車掌が同乗していた。
人件費がバカにならないと思うのだが、儲かってるの?

乗車すると、何人か整備担当か何かの鉄道員が数人乗り込んでいる。
床には何かの機械が。
どうやら車両の振動具合を検査しているらしい。

いや、確かに、さっき線路を見た時に、ひどくデコボコしている気がしたんだよ。
実際、よく揺れるし。

女性車掌を雇う余裕の一方で、整備が行きとどかない。
なんだかアンバランスだ。

さて、せっかく福井に着たからには路面電車には乗っておきたい。
それにはえちぜん鉄道の田原町駅で降りて乗り換えればいいのだが、時間がまだ2時少し前と狛犬調査をやめるには早い。
路面電車で一気にどこかまで移動することも考えたが、うまく神社がまとまっている所がない。
というか、福井市ってやたらと神社が多くて、しかも、まんべんなく散らばっているので、ポイントを決めにくいのだ。

そこで、路面電車はいずれの機会にするとして、福井口駅まで行き、そこから福井駅までの範囲の神社を見て歩くことにする。
Songen

こんな神社があった。
手前の看板には「境内注意事項」として、その筆頭にこうある。

一、お宮の尊厳風致をけがさないこと

境内をこんな風に駐車場にしてしまうことは尊厳を汚してないって訳だな。

Idol
秋祭りの季節なので、こんな看板も立っている。
……すいません、「アイドール」って何ですか(微笑)

今回の福井市調査で最後に訪ねたのは火産霊神社。
手水舎では狐が口から水を出している。
そのこと自体そこそこ珍しいが、ここが稲荷神社でないことを考えると、なおさらだ。
Kitune

なお、この2日間とも、越前そばを食う。
旅に出ても名物を食うことへのこだわりはなく、また、そばマニアなんかでは決してない私だが、以前出張で今立町(今は越前市になってしまっているようだが)に来た時に食べて以来、越前のおろしそばは好きなのだ。
あの野卑さが良い。
やっぱり、そばは上品に食うもんじゃないよ。

と、まあ、こんな感じであった。
あとは本編サイトの方を片付けないといかん。

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Comments

解説しよう。
あの橋は中角橋と言って、以前は福井と芦原、三国を結ぶ重要な橋だったが、新しい道が出来て、老朽化が進んだことから取り壊され、歩行者専用の橋として生まれ変わる予定になっております。2年前の福井豪雨の時に九頭竜川にかかる橋としては唯一通行止めになった橋でもある。
それにしても鷲塚までとは、よく歩きましたなぁ。鷲塚神社の手前の信号を曲がって、河合小学校の先にある白山神社も良い感じなんだけどね。今時珍しい8月末までやってるラジオ体操の会場だったりします。

Posted by: ぽのぽ | October 01, 2006 at 01:15 PM

「アイドール」という不思議な響きもさることながら、もう一度よく見てください。「アイドール歌謡同好会」って何でしょう?(笑)

出し物の内容は字面から容易に想像はつきますけど、どんな人達が出てくるのかはちょっと想像がつかないなあ…

Posted by: router | October 08, 2006 at 12:52 AM

「歌謡」っていう言い方が時代がかってますよね。
「アイドル歌謡」って言うと、冬の時代以前の70~80年代なイメージが浮かんでしまう(苦笑)

事実上カラオケ大会なんじゃないかって思いますけど、「ショー」と銘打ってあるしなぁ。

なんか今日みたいだから、今からカブ飛ばして確認に行ってくれませんか(微笑)

Posted by: liondog | October 08, 2006 at 02:42 AM

いやー、さすがにカブでは行けませんでしたけど。って、亀レスですみません。カブだけに足が遅いです♪

さて、福井といえば、福井鉄道などが運行する高速バスが、11月は東京−福井間往復で1万円だそうですよ。
http://www.fukutetsu.jp/
これなら行けたかも…

Posted by: router | October 17, 2006 at 12:01 AM

福井と東京と言うと、東京在住者によって寄進された狛犬が3対ありました。47対中の3対だから、必ずしも多くはないとも言えるかもしれませんがね。
それと、なぜか街頭に「JR山手線大塚駅北口 角海老ボクシングジム」の看板が。

福井県民、実は東京がものすごく好きなのかも。

Posted by: liondog | October 17, 2006 at 01:47 AM

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